スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

『ダロウェイ夫人』(光文社古典新訳文庫)刊行記念-土屋政雄トークショー(2010/5/28)報告 

5・28(金)、翻訳家・土屋政雄先生をお迎えして、ミニトーク&サイン会が開催されました!光文社古典新訳文庫『ダロウェイ夫人』刊行記念です。難解といわれるバージニア・ウルフの作品に、カズオ・イシグロ訳で名高い土屋先生は、どう挑んだか?聞き手は当店文芸書スタッフ。

「昨年、イシグロの『夜想曲集』でイベントしてくださったとき、感動のイシグロ秘話をたくさん聞いたはずなのに、先生の横道のお話がすごくて<笑っていとも!出演秘話>とか<外国技師を招いての2×4建築の講習会の通訳をしたのだけれど、アメリカ人である技師の話はすごくわかるのに、公衆参加の日本人の大工さんたちが全員青森県人で津軽弁がまるで聞き取れず、困った>とか、そんな話ばかり覚えてます」というスタッフに、土屋先生苦笑。

そんななごやかなムードで始まったトークは、またも先生大脱線!落語の「こんにゃく問答」をアクション付きで熱演なさるわ、登場人物のストーカーめいた行動に興味しんしんのご様子だわ、「難解」なはずのウルフが、とても軽やかに感じられました。

『ダロウェイ夫人』で問題になるのがが、ラストシーン。いくつのも研究がなされ、世界の著名人、文学者たちがああだこうだと解説し、「夫人の生命の輝きが、あのような ラストを招いたのだ」というのがいち
おうの定説となっています。

しかし光り輝く宴の場で視線を引き付けるには、パーティーよりさらにきらめくか、逆に死の影を纏うか。

ダロウェイ夫人が発していたものは、後者ではないか。あるいは、死すらも輝かせて見せる、というのがこの作品の凄みでは・・・?

土屋先生とスタッフの熱を帯びたトークに、参加の皆様酔いしれておられた小一時間でした!



                     P1010120.jpg
                                  【トークショー風景】

                     P1010121.jpg
                                   【サイン会風景】


<コメントの投稿>

 
 



 
 管理者にだけ表示を許可する

<トラックバック>

この記事のトラックバックURL
http://aoyamabcroppongi.blog58.fc2.com/tb.php/59-2ccbcea9


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。