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【イベント報告】「大森望SF漫談VOL.9 ゲスト柳下毅一郎さん」(2010.11.10開催) 

11・10(水)19:00~、六本木店名物「大森望のSF漫談」が開催されました。SFならこの人!である書評家・大森望さんをナビゲーターに毎回多彩なゲストを迎えて繰り広げるこのイベント、VOL・9の今回のゲストはVOL・2に続く登場となった翻訳界の鬼才・柳下毅一郎さん。彼の訳したJ・G・バラード自伝『人生の奇跡』および大森望さん編集のゼロ年代日本SFベスト集成『ぼくの、マシン』『逃げゆく物語の話』、トリプル刊行記念です。

大森さんの開口一番は「バラードって、SF作家だったんだ!という人、多いかもね」というもの。「そりゃ、柳下さんはあとがきで、1パラグラフ中10回くらい"SF"っていう言葉を入れてるよ(笑)。これはある意味、SFの念押し?!だってバラードって2009年に亡くなったけど最近SF書いてなかったじゃない。とくに『太陽の帝国』とか『クラッシュ』とか映画から入った人はSFと意識してないかも」。

そんな大森さんに「いいんですよ!オレがSFと思うのがSF!オレが、SFです!!」と早くもヒートアップする柳下さん。「これはSFを広めてるのかバラードをせばめているのか・・・」と頭を抱える大森さんに会場、爆笑!!

『人生の奇跡』は「余命あと1年」とガン告知を受けたバラードが書いた軌跡なのですが「みんなが読みたい作家になってからのことはほとんど書いてないんだよねえ(笑)」「文体とやってることのギャップがすごい!知的で冷たい人みたいなイメージあるけどめちゃめちゃ家庭人ですよね。奥さんのこと、ものすごく愛してるし」とお二人。

このあと話は「バラードの最初の奥さん、メアリーがいかに巨乳だったか」がことあるごとにムシかえされ、いや、しかし、皆さん『人生の奇跡』の149ページを見てください。家族のスナップ、というのをはるかに超え、これが撮られた1950年代の大英帝国からするとこれはポルノ写真というくくりになるのではないか、と当店スタッフあとで唖然としたほどの見えっぷりです!?

1930年代、上海の英国人としての上流生活のあとの収容所生活という数奇な運命をたどった、SFの巨人の子供時代。「バラードってだから観察者なんだよね。"車の窓から上海を見てるような気がしてた”というのが出てくるけれど、常に一歩引いてる感じ。それが帰国したイギリスでも起きてしまう。ずっと頭の中のイギリスに住んでいて、帰国してあらわれたのはそれとはまったくちがう、現実のイギリスなわけだから」と鋭い洞察も見せる柳下さん。

サイン会もなごやかに行われ、秋の夜長のSF談義を堪能した一時間でした!

(六本木店文芸書担当 間室)

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                               【トークショーの風景】

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