スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

【イベント報告】<堀江敏幸先生の文学柔夜話(ぶんがく・やわやわ)>VOL・6(2010.12.15開催) 

12・7(火)19:00~、六本木名物<堀江敏幸先生の文学柔夜話(ぶんがく・やわやわ)>VOL・6が開催されました。堀江先生が、心にうつるよしなしごとを思うまま語りつぐ、やわらかな一夜。堀江先生の開口一番は「8時から、海老蔵の記者会見があるそうですが、みなさん、そちらはよろしいですか?」 これを知らなかったお客様も多く(じつは、当店スタッフも!)、一瞬、しーん、としたあと会場、爆笑!もちろん立ち去る人などおりません!堀江先生の人気はいまや海老蔵を超えた?!

お話は、先生の最新刊にあたる、ドアノーのエッセイ『不完全なレンズで』翻訳の裏話から。

「これ、5,6年前にお話いただいていて、こまかい章のつらなりでできてる本だからやれると思ったんですが、一向に進まず・・・。で、日本のじゃなくて原書の版元から<何やってる!>とお叱りが。」 翻訳権というのは通常2年だそうで、つまり<2年もあれば訳せるだろう!>という双方の暗黙。それが「破棄、再契約、破棄で・・・」

さらに先生がこの夜もっとも強く叫んだのは「みなさん、スペースがある限り、本は片付けてはいけません!」 

ドアノー訳は、先生のデビュー作『郊外へ』の一章がドアノーに割かれていることからお話をもらったそうですが、「『郊外へ』は15年前の出版。書いたのはもっと前ですね。15年たって、ドアノーがめぐってくるとは・・・・。仕事終わると本や資料、整理しちゃうでしょう、必ずどこかにあるはずだが、探しても出てこない・・・。しかたなく、買いなおして・・・。」 

そして先生はこのドアノー訳がいよいよ佳境の今年の同時期、東京都写真美術館から「エルヴェ・ギベールについて、カタログに原稿書いて」と頼まれたそうです。展覧会のタイトルは「ラヴズ・ボディ」。これはエイズと写真のエキシビションなのです。エルヴェ・ギベールはエイズで死んだ、フランスの作家。芸術を深く愛し、写真をたくさん撮ったり美術評論を書いたりしていたことでも有名な人。

「93年に出たぼくの翻訳が、ギベールの遺作である『赤い帽子の男』という作品なんです。あのころは、彼の評論含めて写真のものやら小説やら、50冊くらい資料持ってた。ぼくの『子午線を求めて』という作品にギベールのことが出てくるから、あれの執筆時、あったことはたしか。で、文庫化のとき、なかった・・・。まあ、ハードカバーの文庫化ですから、そんなにアワくって探して、ということはないままだったんですが、展覧会のカタログ用となると、どうしたって再読再考が必要。それで、買いなおした・・・!」 天をあおぐ先生に会場大爆笑!

このほか、ここ1,2年の先生の仕事をめぐる奇妙で美しいつながり、来年のお話など、やわらかな口調でつづくおしゃべりに、みなさんうっとり・・・。サイン会も盛り上がり、すばらしい一夜でした!
(六本木店文芸担当 間室)


              horiesennsei2010127_convert_20101215152832.jpg
                                【トークショー風景】

<コメントの投稿>

 
 



 
 管理者にだけ表示を許可する

<トラックバック>

この記事のトラックバックURL
http://aoyamabcroppongi.blog58.fc2.com/tb.php/97-4c124a5f


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。